日本は学歴社会である。これは日本が新卒一括採用して終身雇用を行ってきたため、学歴というのは学生のこれまでの人生を反映したものだからです。
転職においては前職までのキャリアで人を判断するため学歴がクリティカルな判断材料にはされませんが、多少なりとも影響することは仕方がないことです。
こんな記事を読みました。→転職失敗で年収半減した40代高学歴男性 「自分のやりたいこと」を追求して、仕事も家族も失うことに
かなり典型的な失敗パターンなのでこれを事例として、高学歴でもこういう場合は転職に失敗するということを書いていきます。
記事の内容の要約
まずは記事の要約を書いておきます。
- 年収700万円で妻も子どももいて順風満帆だったがどこかモヤモヤしていた
- 同窓会で好きなことを仕事にしている友人に触発され、40歳で早期退職し異業種への転職活動を開始
- 納得のいく条件で転職できず離婚、結局やりたいこととも違う業界に就職するがすぐに退職し、転職を繰り返している
転職失敗の原因
1.在職中に転職活動をしなかった
年収700万円もあり家族もいる中で「自分のやりたいことを仕事にしたい」と早期退職する行動力は凄いと思いますが、計画性が全くなかった形です。
転職活動は在職中にも可能なので、しっかりと情報収集しつつ転職先企業に応募すればこのような人生にはならなかったでしょう。
全く内定がもらえなくても現職のままでいられたわけですし、自分に何が足りないか分析してスキルアップすれば望んだ企業に転職できたかもしれません。少なくとも家族は養えたはずです。
2.異業種転職でいきなり今と同等の報酬を望んだ
年齢を重ねればその業界で長年培ったノウハウがあります。
だからこその年収であるはずなので、あたかも本人に備わった万物に通用する普遍的な価値がその年収に繋がっていると勘違いしてはいけません。
異業種に転職するということは未経験者として転職することになります。であれば新卒との差はマネージメント能力になりますが、業界未経験の人間をマネージメントする立場に置くのはリスクが高いです。
最初は年収が低くてもその業界で経験を積めばその高いマネージメント能力で立場も上がり、年収も上がる可能性があります。
異業種の場合いきなり高望みしては転職は成功しません。
3.学歴へのプライドが高い
転職において学歴はほとんど関係ありません。その業界でどれほどのキャリアを積んでいるかが重要です。
同業種で同じようなキャリアを積んでいる人と比較する場合は学歴も見られるでしょうが、異業種ともなればそもそも使えない人間であることはわかっているので学歴を振りかざしても無意味です。
そして無駄なプライドが邪魔しがちなので、学歴は一旦忘れてその会社で何ができるのかを模索すべきです。
転職に成功するにはどうすればよいか
まずは在職中に転職活動をするべきです。収入が途絶えるというのは非常に高いリスクで、内定がでないと妥協した企業に就職しなければならなくなります。
そして自分の市場価値を下調べした上で転職条件を設定すべきです。高望みせず、しかし変に下手に出る必要はありません。
それらを満たすためには「転職エージェント」を利用すべきです。
転職エージェントを使えば時間のない在職中でも転職のプロが動いてくれますし、あなたの市場価値も調べてくれる上、企業とのパイプがあるので非公開求人も持っています。そして条件交渉までしてくれます。
特にDODA(デューダ)は転職者満足度No.1なので満足のいく転職ができるでしょう。転職エージェントについて詳しく知りたい方は公式ホームページをご覧ください。
業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/DODAエージェントサービス
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は転職に失敗する人の典型的なパターンを書きました。
思い当たる節がある方は気をつけていただければと思います。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。