みなさんこんにちは。ふんどし男マイタケです。
先日友人と京都観光に行った際に茶歌舞伎というものを体験して参りました。
みなさんは「茶歌舞伎」をご存知でしょうか?
私は茶歌舞伎というものは今回初めて知りました。字面だけ見るとお茶を飲みながら歌舞伎でも見るのかと思いましたが全く違いました。
あるいはお茶を運んでくれるからくり人形が歌舞伎でもするのかとも思いましたが、それも全く違いました。
今回はその体験を書いていこうと思います。
実はこの体験している様をあるテレビ番組が取材したいということで、カメラで映されながらの体験となりました!
その番組は、テレビ東京さんのカンブリア宮殿!!
私がインタビューを受けている様子はおそらくカットされていると思いますが、映っていれば2016年の9/15の放送で出るはずなので是非御覧ください。(真面目なコメントしておけばよかったなぁ〜)
茶歌舞伎(闘茶)とは
茶歌舞伎は「ちゃかぶき」と読み、別名「茶香服」とも書きます。また、闘茶(とうちゃ)とも呼ばれます。
元々は中国で行われていた、お茶の産地や品質を判別する「闘茶」が中世以降に日本に伝わってきたもので、最初は京都栂ノ尾のお茶(本茶)とそれ以外の産地のお茶(非茶)を飲み分けるものでした。
...お茶に非ずと書くあたりに凄い自尊心を感じますね。
そして非茶の品質を高めることも目的として、非茶同士での茶歌舞伎が行われ始め、今に伝えられています。
現在もお茶の品評会で行われており、同じ種類のお茶を産地ごとで飲み分けて当てるという一般人には到底できないことが密かに行われているそうです。
本家のルールや昔のルールはごちゃごちゃしているので割愛!
京都福寿園に到着
8月某日。京都の福寿園本店に到着!
6階建のビルに「福寿園」と書いてあり、何階に行ったらいいのかな?と思っていたらなんと地下1階〜6階まで全て福寿園さんでした。儲かってますね。
一旦地下へ降りました。すると、お茶の販売と何やらキッチンというかBARみたいな雰囲気が。。。
どうやら自分だけのオリジナルブレンドを楽しめるようでした。
お茶でオリジナルブレンドというのは初めて聞きましたね。
日本茶インストラクターという存在も初めて認識しました。
世の中には凄い舌を持つ人がいたものです。
今回の目的はオリジナルブレンドではなく茶歌舞伎なのでここはスルー。お店の人とテレビ関係者から今日の流れを簡単に説明してもらい、茶歌舞伎をする場所へ。
外から光が差し込む開けた空間に、大きい机が2列並べられていました。
向かい合う形で2列で座らされたので、チーム戦かと思いきや個人戦でした。そりゃそうですか。
机の上にはパンフレットと茶歌舞伎についての説明書、茶歌舞伎体験の解答用紙、アンケート、鉛筆消しゴムが置いてありました。ちょっと緊張感が高まります。
茶歌舞伎体験開始
茶歌舞伎体験スタート!
まずは茶歌舞伎の歴史を口頭で説明されました。
そして現在の茶歌舞伎についての説明も。
カメラが回っているので寝る人もなく、説明も滞り無く進みました。カメラを意識せず自然体でと言われましたが、なかなか難しいですよね。。。
ちょっと打ち合わせ&確認。
本当は茶歌舞伎を行っている最中の写真が撮りたかったのですが、カメラが回っていたので気持ち的にできませんでした。
テレビ映ってるやつがスマホばかりいじっていてほしくないでしょ?笑
きっとテレビを見ればどうやっているかはわかるはずなので見てください。今回は文字で頑張って伝えます。
今回の茶歌舞伎体験では3種類のお茶を飲んで当てるゲームを2回戦行う、3種2戦という形式で行われました。
飲むお茶は、玉露、煎茶、玄米茶でした。
それぞれこの福寿園で販売されているお茶で、写真の通りお高いお茶です。ひゅ〜。
玄米茶は、本来お茶っ葉と玄米を一緒にお湯に通してお茶にするのですが、それをするとわかりやすすぎるので、茶歌舞伎では玄米を抜いた状態でお茶にしています。難易度あげてきた〜〜。
茶葉を確認
まずは3種のお茶の茶葉が回されました。
匂いを嗅ぐのはもちろん、茶葉を食べたりしながらお茶の違いを確かめます。
これは唾液を口の中に貯めておけば口内でお茶ができるんじゃね?と思って隣の友人に伝えると、「もうやってる」とモゴモゴしながら言われました。こいつ・・・できる・・・
玉露の茶葉はお茶の味の中に抹茶のような風味が感じられるようでした。
煎茶の茶葉はお茶って感じ。玉露と酷似してました。
玄米茶の茶葉は玄米なしだと煎茶と酷似してました。すなわち玉露と酷似してました。
これは・・・わからぬ!
玉露だけ試飲
次に玉露だけ試飲できました。
しかし!この玉露、茶葉を前日から水で抽出したものでした。
お茶はそれぞれの種類に応じて抽出方法が異なります。例えば玉露は低温抽出が基本だったりします。
熱湯で抽出すると渋み成分であるカテキンがガンガン出てきて渋いお茶になります。
水で抽出した玉露は旨味成分がたっぷり含まれており、かつ渋みがほとんどないお茶に仕上がっていました。個人的には抹茶風味の口にあわない昆布茶みたいな味がしました。
この味を覚えておいて、いよいよ実飲!!
3種のお茶の実飲&投票方法
まずは実飲前に茶葉の入った缶を並べ替えて、出されるお茶の順番をランダムにします。
そして熱湯3分で抽出されるのを待って、いざ!実飲!
お茶は1種類ずつ飲んでいき、実飲→投票→実飲→投票と繰り返します。
手元には「花」「鳥」「風」の文字が書かれた小さな板が置かれており、それぞれ「花:玉露」「鳥:煎茶」「風:玄米茶」を意味しています。
1つ目のお茶を実飲したらすぐに上記の小さな板を投票。すなわち、2つ目のお茶を飲んだ際に1つ目が間違えていたことに気付いても後の祭りということです。
3つを飲み比べればいいと思っていたので、これは難易度あがってきたな〜。
1回戦目
まず1つ目のお茶を実飲。
これは・・・渋い!!・・・が、抹茶のような風味の中に昆布茶みたいな変な味が含まれてる・・・きっと玉露・・・のはず!
この時点では玉露(水出し)しか試飲してませんので他のお茶の可能性が否定できません。
いきなり玉露がくるか?とも思いつつ・・・「花」の文字が書かれた板を投票!!・・・頼む!
2つ目のお茶を実飲。
これは・・・渋い!!・・・が、ちょっと抹茶のような風味が。しかしながら昆布茶っぽさはない気がする!そして玄米茶の味はしない!!・・・微妙だけど・・・これは煎茶だ!!
いや、ホントか?・・・しかしもう変更はできない・・・頼む!
ということで「鳥」の文字が書かれた板を投票。
3つ目のお茶を実飲。
この時点で3つ目が確定するので本来は実飲はないのですが、1回目なのでお茶の味を知るべく3つ目のお茶も実飲しました。
これは・・・渋い!!・・・抹茶のような風味は薄いかな。うっすら玄米の味がするな。これは間違えぬ。玄米茶!!!
ということで「風」の文字が書かれた板を投票。
結果発表
これで全て投票を終えたので、結果発表!
全て正解のことを「皆点」と言い、1つ正解で「1点」、全問不正解だと「チョット」といいます。
私は・・・「皆点」!!やったぜ!!
2回戦目
この茶歌舞伎では2回戦行った合計点で勝負するので、2回戦目に突入しました。
まずはお茶の缶を全員がそれぞれ並べ替えてランダムにします。
そして実飲へ。
1つ目のお茶を実飲
これは・・・渋い!!・・・玉露っぽいけど・・・また玉露から始まるか・・・?いやしかし味は玉露な気がするから・・・自分の舌を信じる!!
「花」を投票。
2つ目のお茶を実飲
これは・・・渋い!!・・・これは玉露っぽくなく玄米茶っぽくもない。これはもらった!!煎茶!!!
この時点で3つ目も確定するので、2つ目と3つ目をどうタイミングで投票。この時2つ目と3つ目の順番を間違えて投票する人がいるらしいので、気をつけて投票しました。
「鳥」→「風」の順で投票。
結果発表
今回も皆点だと確信しながら結果発表を待ってましたが、やはり「皆点」!!やったぜ!!全問正解!!
茶歌舞伎を終えて
見事全問正解しました。9人でやって3人全問正解しましたので、割りと難易度は高くないのかもしれません。(全問正解したから言ってる)
成績優秀者はお土産をもらえました!
このときテレビのインタビューを受けました。変なこと言ったかもしれないので、カンブリア宮殿には映らないだろうなぁと思いっています。
番組の趣旨に合わない発言をした気がするのが心残りです。
とにかくこれで茶歌舞伎が終了したので、最後にお店の方から全員に撮影協力のお礼としてお土産をいただきました!
結果としてお土産2つもらえました!やった!
終わりに
いかがだったでしょうか?
今回はテレビカメラも回っていて緊張しました。
9/15(木)のカンブリア宮殿。是非見てみてください。もしかしたら映るかもしれませんので。
基本的には福寿園の会長さんの話がメインとなるはずで、福寿園さんが取り組まれていることの一つとして「茶歌舞伎」があり、それを体験している人たちという位置付けなのでチョイ役ですね。
兎にも角にもなかなか楽しい体験でした。
普段何気なく飲んでいるお茶でしたが、種類によって淹れ方が違うことなど初めて知ったことが多かったので勉強になりました。
あと玉露は苦手ですね。
皆さんも京都に行った際には是非福寿園にて茶歌舞伎体験してみてはいかがでしょうか?
以上、マイタケレポートでした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。